潜水士になりたい方へ
潜水士に興味を持って頂きありがとうございます.
海に潜って仕事をする潜水士の仕事は,決して楽な仕事ではありません.
体力はもちろんのこと,多岐に亘る分野の知識を要し,多くの資格も必要とします.
しかし,海は大変素晴らしい世界です.恐ろしくもあり,優しくもある海.
私達はこの素晴らしい世界を舞台として,より良い社会を築くために苦楽を共にしてくれる仲間を探しています.
潜水士免許の必要性
事業者(会社)は、潜水士免許試験(労働安全衛生規則)に合格した人でなければ潜水業務に従事させることができません(高気圧作業安全衛生規則第12条).従って,潜水士として仕事をしていくためには,潜水士免許を取得することが肝要です.
当社でも,入社後に潜水士免許を取得して頂きます.(採用試験時には潜水士免許の有無は問いません)
潜水士免許試験は、選択式の筆記試験ですので、必要な知識さえ身に付ければ18歳以上の健康な方であれば誰でも得ることができます.
なお、個人的に遊びで潜るだけであれば、特に資格は必要ありません.
潜水技能
潜水士免許試験に合格して潜水士になっても,潜水の技能を身に付けなければ仕事もままなりません.
潜水の技能は,経験を積む以外にありません.
レジャーで経験を積んだり,学校で教えてもらったり,方法はいろいろありますが,ほとんどの民間の潜水会社は,入社してから経験を積んでいきます.
以前より,潜水士は職人の徒弟制のように育成されてきました.現在でも官公庁を除けば,OJTで技能を身に付ける方法が一般的です.
言い換えれば,潜水会社に入って潜水士になっていくのであって,入社前から潜水士である必要はありません.
潜水士の仕事
潜水士の仕事は,多種多様です.潜水士の最大の特徴は「潜る」行為ですが,仕事となると「潜って何をするか」が問題になります.
魚介類の採取をする場合は漁業,建設現場で潜水して構造物の構築などに関われば建設業,船舶などの応急修理などをする場合は鋼船修理業,一般のお客様にダイビングを指導する場合はサービス業といった感じで,潜水士の仕事は多岐に亘ります.
作業内容は,水中で行う「溶接」「切断」をはじめ,「写真撮影」や「ビデオ撮影」,建設では「削孔」,「型枠設置」,「塗装(パテ塗り)」,「非破壊検査」,落下物の「捜索」やめずらしいところでは「水中遺跡調査」などがあります.
船舶の作業では,簡単な英会話の他,英文の報告書を作成しなければなりません.
それぞれ,水中で適切に行える技術を身に付けることが肝要であり,そのために様々な資格を取得する必要があります.
建設業に関わる潜水会社で潜水士を目指すのであれば,資格取得に近い学歴を有することは有利になるでしょう.
入社後に取得して頂く主な資格は,潜水士,港湾潜水技士,小型船舶操縦士,自動車運転免許(普通・中型),高圧ガス製造保安責任者,土木施工管理技士,ガス溶接等の各種技能講習,アーク溶接等各種特別教育,建設業経理事務士(事務要員),英検(一部要員),ファイナンシャルプランナー(事務要員)などです.
なお,社内制度として,昇格(役職)・昇級(潜水等級)には所定の資格取得が必要条件となっています.
潜水の危険性
潜水士として仕事をしていくということは,相応のリスクを負います.
我々にとって潜水とは,水中という息のできない高圧下に人体を曝露させ,水圧と同じ圧力の高圧空気を呼吸しながら活動する行為です.
そう考えると,人は,潜水によって,水圧や水温の影響,流れの影響,視界・視程の影響,高圧空気を呼吸する影響などを受けることになります.
特に高圧空気を呼吸することによって生じる減圧症や窒素酔いは,潜水を行うことによって引き起こされる最大のリスクであり,場合によっては生命を落とすこともあります.こうした危険性を十分に理解し,適切な予防対策を講じ,万一発症した場合にも適切な対応ができるよう努力することが求められます.
当社の求める人物像
まずは適切な社会性です.近年は特に高度な倫理観が求められています.時代と共に進化する社会に適応できる人物であることは極めて重要です.協調性はもちろんのこと,人の気持ちを理解する努力ができる人物であることが求められます.
次に資格取得のハードルを越えられるかどうかです.資格がなければ仕事ができないからです.それは事務や高圧の分野でも同じです.
もちろんですが,心身共に健康であることも求められます.日々の潜水作業には,体力もそうですが精神力も重要だからです.
何事も完璧であることは無理ですが,適切な社会性を維持し,無理なく必要な努力をして結果を出していける.それが理想といえるでしょう.
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