3月4日(土) 志賀島・白瀬
天気:小雨 風:なし 海況:なぎ 気温:10度 水温:12度 透明度:10M
薄暗く寒い夜の志賀島に3人のダイバーの姿。この寒いのによく潜るよな。車で通 りかかった人々は皆そう思ったであろう。
暗くなったのを見計らって午後6時半、エントリー。まず、私達の前に現れたのはデカいミミイカ。デカいだけに堂々としており、砂の中に逃げ込もうとはしない。スミをプンプン吐いて非常に攻撃的な様子だった。と、ミミイカの横にこれまたデカいヤドカリ。私の気配に気付くとスックと立ち上がり、アチャコチャへと逃げ回り、海草の陰に身を潜めた。さらに進むと砂地にきれいなイソギンチャクのような貝。写 真に撮ろうと近付くと、その長く美しい触手を揺らしながらフワリと浮き移動する。この貝は図鑑で調べたところウスユキミノガイと判明した。30分が経過した。そろそろ寒くなってくる。あんなに何度もトイレに行っておいたのに水分も控えめにしたのになんだかトイレにも行きたいような気分。帰りを急ごうと泳ぎ出した時、今までクラゲの赤ちゃんだと思っていた天かすのようなものが光っていることに気がついた。1つや2つではない。無数にある。夜光虫。プランクトンの一種で刺激すると発光する。これはもちろん知っている。しかし、夜光虫にしてはデカい。でも、その光り方はまさしく夜光虫である。しばし、トイレのことは忘れてその天かす夜光虫に見入ってしまった。
エキジット。片付けてゆっくりトイレに行こうなどと言ってる暇はない。茂みに駆け込みんでと思ったら・・・。ズルリ。ドスン。バシャッ。ドロドロになってしまった。 (橋)