飛行機から見おろすその海はあちこちに白波が立っている｡う〜む・・・。心配｡キャーキャー喜ぶお客さん達の顔を見て作り笑顔で応える私・・・。
　しかし、そんなに心配することはなかった｡ 風の当たらない南側はいたって穏やか｡いろんな魚達が出迎えてくれた｡朝ご飯を食べて、潜って、昼ご飯を食べて、潜って、ビールを飲んで夜ご飯を食べて、くっちゃべって、ぐっすり眠る｡非日常的な世界｡こんな日がずっと続けばいいのに｡
　調子も上がってきた３日目｡この日のダイビングは１１時からだったのでその前にみんなでスノーケリングをした｡ニジハギやモンガラ類、チョウチョウウオ類やコクテンフグ、マダラタルミのヤングも｡残念ながら、サンゴは２年前の海温上昇で傷んでしまっていたが、いろんな幼魚たちが背の立つくらいの浅瀬にごっちゃりといる。タイドプールにはギンユゴイのヤングがたくさん｡もうすでに１ダイブしたような気持ちになった。
　本番の１本目｡大潮だったが潮止まりにも入るので、経験の浅いお客さんもいたが、ビッグポイントの筆ん崎に入ることになった｡カスミチョウチョウウオの乱舞とカスミアジ、アカモンガラとニシキヤッコ、タテジマキンチャクダイetcが、当たり前のように泳いでいた｡最後はのんびり洞窟めぐり。美味しそうなエビをたくさん見た｡
　残念だったのは砂地の美しいウーグに入れなかったことと、ポンポンガニ(キンチャクガニのことです）を見つけることが出来なかったこと｡最終日、ちょっと島内観光をした｡崖の上から見下ろす 筆ん崎はすばらしい眺めだったが、真っ暗の鍾乳洞とその出入口にいた小さいクモの集団が恐かった｡
　最後にハズミお母さん、１００ダイブ達成おめでとうございました!!それから、美南海マリンスポーツの皆さん、温かいガイドとトーク、おもてなし、ありがとうございました｡ （橋）